引きこもりは学校・社会全体の問題と捉えて、色んな人に助けてもらって対応しましょう。

引きこもり・不登校・ニートを温かく見守る会メイン画像

あなたなら教師として引きこもり生徒にどう接する?正しい対処法とは

クラスに引きこもりの生徒が出たら、教師である自分の責任だと思うのは間違いです。引きこもりは、多種多様化されており、何が原因であるかを専門家ですら分からないことも多々あります。そんな中で大切なのは、引きこもりのタイプを見極めて柔軟に対応することなのですよ。

教師としてできること

学校の教室に日差しが降り注ぐ

 

「3年B組金八先生」のような学園ドラマでも、その当時徐々に問題になっていた引きこもりが題材とされ大きな反響を呼び、話題となりました。
金八先生の生徒に対して全力で立ち向かっていく姿は、今でも思い出される人も多いと思います。
ただ、このやり方は、今は良しとしていない傾向にあります。
引きこもりが多種多様になってきた今、教師としてできることは何でしょうか。

 

引きこもりのタイプを見極める

引きこもりと一言に言っても、今ではそのタイプは多種多様になっています。
昔と同じような対応をしていると、各々の引きこもりに当てはまらない場合があり、悪化してしまうことも。
引きこもりのタイプによって、教師が柔軟に対応することがポイントになります。

 

学校が原因で引きこもってしまう場合

下校中の生徒を木の影から眺めている

 

引きこもりになる原因のひとつに、学校であったことが引き金になることは多くあります。
それが些細なことであっても、何年も積もってきたものが突然引きこもりという自衛手段に出る場合があります。
そんな時、教師に「こんなことぐらいで」という気持ちがあると、それは本人にとってとても辛く「先生は理解してくれない」という気持ちになってしまい、益々引きこもりに。
引きこもりの生徒の気持ちを聞いて、理解することが先決です。
でも、その前にその生徒が先生に話したいという気持ちになっているかが重要。
話したい気持ちになるまでは、親御さんと連絡を密にとったり、連絡帳や日記帳などでやり取りしたりするなど、まずはその子の気持ちを考えながら、焦らず行動することが大切です。

 

息切れしてしまい引きこもってしまう場合

過酷な現代の子供の心理状態

 

最近多く見られる引きこもりのタイプです。
急ぎ過ぎる現代社会は子どもにもしわ寄せがきていて、幼い頃からお稽古事や塾、スポーツなどの時間に常に追われ、親の期待に応えてきたタイプがなりやすいです。
そこに、親の愛情が充分に注がれており、意欲的に取り組んでいたら大丈夫なのですが、親のエゴや競争心の犠牲の上に成り立っている場合は、心のエネルギーが充分に補充されていないために、息切れするように引きこもりになります。
このタイプに教師ができることは、労いの言葉をかけ、心のエネルギーを送ることです。
引きこもりの生徒と話せる状況の場合は、成し遂げたことに対してさり気なく「よく頑張ったね」と労ってあげたり、家庭訪問の際に一緒にゲームをしたりと、少しでもホッとできる時間を過ごしてあげることです。
このタイプは、家庭に問題が潜んでいることが多いので、親御さんともしっかりと話をし、その子のために何が最善な方法なのかを一緒に考えることも大切です。
いくら教師が頑張っても、家庭が改善されなければ成果は出ませんから。

 

ひとりで対応しないこと

意欲的な先生にありがちなのですが、ひとりで頑張って対応しようとしないことです。
他の生徒もいる中で、引きこもりの生徒に時間や労力を費やすのは、とても大変なこと。
生徒の引きこもりや不登校がきっかけになり、教師という職を辞めてしまう先生もいます。
引きこもりは、学校全体、社会全体の問題と捉えて、色んな人に助けてもらうことが大切なのですよ。

 

 

このページの先頭へ戻る